「別の事業所に行け」障害者施設利用者に暴言・暴行 県が行政指導

2022年8月22日
朝日新聞デジタル 引用

山形県新庄市のNPO法人「くれよんはうす」が運営する複数の障害者施設で、職員らが利用者に暴行や暴言を繰り返していたことが同市への取材でわかった。県は、法人に対し、今年度内に改善計画を提出するよう、6月15日付で行政指導をした。

市は2021年9~10月に施設の管理者や利用者から相談を受け、施設関係者に聞き取り調査した。その結果によると、障害者施設で当時働いていた職員3人が20~21年、複数の利用者を蹴ったり、「別の事業所に行け」と怒鳴ったりするなどした。代表理事も利用者の家族を呼び出して「警察に連絡します」などと、精神的な苦痛を与える発言をしていたという。

NPO法人の代表理事は18日、朝日新聞の取材に「現在、県などと再発防止に向けて検証をしている最中であり、検証を待って(結果を)公表する」などとするコメントを出した。