東京都の高齢者施設で入居者死亡 公開手配されていた介護職員逮捕

東京 北区 特養暴行死事件 元施設職員に懲役17年の判決

2023年12月15日
NHK 引用

去年、東京・北区の特別養護老人ホームで入所者の90代の女性を暴行して殺害した罪に問われた施設の元職員に対し、東京地方裁判所は「安心して生活できるはずの施設で殺害に及んだことは、非常に強く非難されなければならない」として懲役17年の判決を言い渡しました。

無職の被告(51)は東京・北区の特別養護老人ホームの職員だった去年9月、入所していた当時92歳の女性に対し、顔を殴るなどの暴行を加えて殺害した罪に問われました。

15日の判決で東京地方裁判所の浅香竜太裁判長は「被告は被害者から暴言を言われ、強い怒りを覚え、顔を多数回殴るなどの暴行を加えて死亡させた。介助が必要で抵抗できない高齢の被害者に対し、手加減することなく殴っていて残虐と言うほかない」と指摘しました。
そのうえで、「介護職員は利用者の理不尽な言動をある程度は受け止め、感情的になっても自分を抑える心構えが求められる。利用者が安心して生活できるはずの施設で適切に介護する立場にありながら殺害に及んだことは、非常に強く非難されなければならない」として懲役17年を言い渡しました。

「バカ」と言われ、入居女性の頭2回たたいたら「覚えておく」…特養職員「カッとなって殴った」

2022年9月25日
読売新聞オンライン 引用

東京都北区の特別養護老人ホーム「浮間こひつじ園」で入居女性が暴行を受けて死亡した事件で、警視庁は25日、公開手配していた同施設の介護職員の男(50)(板橋区舟渡)の身柄を札幌市内で確保し、殺人容疑で逮捕した。

発表によると、容疑者は当直勤務中だった15日夜~16日未明、施設1階の個室で女性(92)の頭や胸などに暴行を加えて殺害した疑い。調べに「バカと言われたので平手で頭を2回たたいたら『覚えておく』と言われ、カッとなって殴った」と容疑を認めている。

事件後、電車を乗り継いで北海道に移動し、潜伏。25日午後1時頃、札幌市白石区のマンションの非常階段にいたところ、住人が「不審者がいる」と110番し、駆けつけた警察官に確保された。現金約50万円とナイフを持っており、「自殺しようと思って北海道に来た」と話したという。
 

指名手配の介護職員逮捕、警視庁 「『ばか』と言われ、かっと」

2022年9月25日
共同通信 引用

東京都北区の特別養護老人ホームの入所女性(92)が殺害された事件で、警視庁捜査1課は25日、殺人容疑で指名手配していたこの施設の介護職員の男(50)を逮捕した。捜査1課によると、札幌市内で発見された。容疑を認め「『ばか』などと言われ、かっとなった」という趣旨の供述をしている。

逮捕容疑は当直勤務中の15日深夜~16日未明、東京都北区の「浮間こひつじ園」で入所者の女性に暴行し殺害した疑い。「午後11時ごろ、素手で殴り殺した。反応がなくなったのでポットのお湯をかけた」と話しているという。
 

老人ホームで女性が頭から血流し死亡…現場から逃走50歳職員を公開手配

2022年9月22日
日テレNEWS 引用

今月16日、東京・北区の特別養護老人ホームで入所者の高齢女性が頭から出血している状態で見つかった事件で、警視庁は、現場から逃走した50歳の職員を公開手配しました。

殺人の疑いで公開手配されたのは、北区・浮間の特別養護老人ホーム「浮間こひつじ園」の職員の男です。

この事件は、今月16日、「浮間こひつじ園」で入所者の女性(92)が1人部屋のベッドの上で頭から出血した状態で見つかりその後、死亡が確認されたもので、遺体の状況などから警視庁が殺人事件の可能性も視野に捜査を進めていました。

捜査の結果、容疑者が女性を殺害した疑いが強まったとして、公開手配しました。警視庁が行方を追うとともに、情報提供を呼びかけています。
 

高齢者施設で入居者死亡 頭部から出血、暴行か 警視庁

2022年9月16日
時事ドットコム 引用

16日午前7時25分ごろ、東京都北区浮間の特別養護老人ホーム「浮間こひつじ園」の職員から「女性がけがをしている」と110番があった。

警視庁赤羽署員が駆け付けたところ、入所者の女性(92)がベッドの上で頭から血を流しており、病院に運ばれたが死亡した。同署が死因などを調べている。

同署によると、女性は1人部屋のベッドの上であおむけに倒れており、着衣に乱れはなかった。暴行を受けたとみられるが、外部から侵入があった形跡は見つかっていない。負傷が分かる直前に勤務を終え、連絡が付いていない職員もおり、同署は確認を急いでいる。

同ホームは取材に対し、「詳しいことは分からない」と話した。現場はJR浮間舟渡駅から東に約600メートルの住宅街。