放課後デイ施設、暴行常態化か 代表ら3人逮捕(大阪)

放課後デイで通所の高校生の頭を殴る暴行 施設代表の男に有罪判決

2024年9月9日
朝日新聞デジタル 引用

障害のある子どもを放課後などに受け入れる施設「アルプスの森」(大阪府吹田市)で、通所者を殴ったとして暴行などの罪に問われた施設代表の宇津被告(61)に対し、大阪地裁は9日、懲役1年2カ月執行猶予3年(求刑懲役1年2カ月)の判決を言い渡した。

判決によると、宇津被告は昨年2~4月、通所していた男子高校生の頭を殴ったり壁に打ち付けたりした。中井太朗裁判官は「短期間に多数回の暴行を加え、悪質だ」と指摘。「男子高校生が他害行為に及ぶのに腹を立てた」という動機も、職責からすれば、酌むべき事情にならないとした。

一方で反省の態度を示し、事業所の閉所で職を失うなど社会的制裁を受けたとして、刑の執行を猶予した。

この施設では、自閉症の男子中学生(当時13)が2022年12月、施設外に飛び出して近くの川で死亡し、この問題で業務上過失致死罪で起訴された宇津被告の兄(66)の審理が続いている。

少年に殴る蹴るの暴行 放課後等デイサービス施設の代表に執行猶予付きの有罪判決 大阪地裁

2024年9月9日
MBS 引用

大阪府吹田市の放課後等デイサービスで当時15歳の少年に暴行した罪に問われている施設の代表に対し、大阪地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと、吹田市の放課後等デイサービス施設「アルプスの森」の代表・宇津被告(61)は去年2月から4月にかけ、当時15歳だった少年を施設内で殴ったり蹴ったりしました。

9月9日、大阪地裁は「悪質で常習的な犯行で軽視できないが、事実を認めて反省し、社会的制裁を受けた」などと述べ、懲役1年2か月・執行猶予3年を言い渡しました。

この施設ではおととし、男子中学生(当時13)が送迎中に川で死亡する事故があり、兄の宇津被告(65)が業務上過失致死などの罪に問われ、裁判が続いています。

障害ある子どもの髪をわしづかみ、床に頭叩きつけるなど暴行か 放課後等デイサービス施設代表ら逮捕

2023年11月21日
読売テレビ 引用

障害のある子どもが通う放課後等デイサービスの施設で利用者に暴行を加えたとして、施設の代表ら3人が逮捕されました。

逮捕されたのは、大阪府吹田市にある放課後等デイサービスの施設「アルプスの森」の代表、宇津容疑者(60)ら3人です。

警察によりますと、宇津容疑者らは今年2月から3月にかけて、施設に通っていた障害のある男子高校生(16)に対し、髪の毛をわしづかみにして床に頭を叩きつけたほか、両手をつかんで引きずり顔を蹴るなどの暴行を繰り返した疑いがもたれています。警察は3人の認否を明らかにしていません。

この施設では、去年、利用者の清水悠生さん(当時13)が、送迎車を降りて施設に入るまでの間に行方不明となり、近くの川で遺体で見つかりました。警察が業務上過失致死の疑いで捜査していたところ、施設内の防犯カメラに3人が男子高校生に暴行を加える様子が映っていたということです。

清水悠生さんの母親
「親の前では本当に子どもをかわいがっているように見えていたし。息子の事故がなければ、他の人も暴行されていることが分からなかったかもしれない。大事な子どもを信じて預けている親の気持ちを踏みにじっているなと思いました。本当に許せない」

警察は、3人が他の利用者にも暴行を加えていたとみて調べています。

放課後デイ施設、暴行常態化か 代表ら3人逮捕、別の死亡事故捜査で発覚

2023年11月21日
産経新聞 引用

障害のある子らが通う放課後等デイサービス施設で、利用者の男子高校生(16)を殴ったなどとして、大阪府警は21日、暴行容疑で施設運営会社「ミヤビ」(大阪府吹田市)代表、宇津容疑者(60)=同市=ら男3人を逮捕したと発表した。施設内の防犯カメラには別の少年が暴行を受ける様子も写っており、府警は暴行が常態化していた可能性もあるとみて調べる。

ほかに逮捕されたのは、いずれも同社社員で、宇津容疑者の兄(65)=同=と、棟方容疑者(62)=同市。府警は3人の認否を明らかにしていない。

逮捕容疑は共謀して2月23日と3月1日、吹田市芳野町の施設「アルプスの森」で、バランスボールで男子高生の顔を殴ったり、髪をわしづかみにして床に頭をたたきつけたりといった暴行を加えたとしている。

男子高生には重度の知的障害があり、2月23日が最初の利用日だった。けがは確認されていないという。

施設を巡っては昨年12月、利用者で自閉症の中学1年の男子生徒=当時(13)=が送迎バスの降車時に飛び出して行方不明になり、近くの川で死亡する事故が発生。府警がこの事故について業務上過失致死容疑で捜査する中、施設内の防犯カメラを確認した際に暴行が発覚した。

放課後デイ利用者の顔をバランスボールで殴打か 運営会社代表ら3人を暴行容疑で逮捕 送迎中の13歳が近くの川で死亡する事案でも捜査 大阪・吹田市

2023年11月21日
ABCテレビ 引用

大阪府吹田市の放課後等デイサービスの事業所で、利用者である15歳の少年に暴行を加えたとして、施設の代表者らが逮捕されました。

暴行の疑いで逮捕されたのは、障がいを持つ子どもらが通う大阪府吹田市の放課後等デイサービス「アルプスの森」の運営会社代表・宇津容疑者(60)ら3人です。

宇津容疑者らは2月と3月、この施設を利用している重度の知的障害がある15歳の少年に対し、バランスボールで顔面を6回殴ったり、頭を拳で殴ったりするなどの暴行を加えた疑いが持たれています。

警察によりますと、施設の防犯カメラに暴行の一部始終が映っていたということです。警察は、宇津容疑者らの認否を明らかにしていません。

この施設では、去年12月に当時13歳だった別の少年を送迎中、バスから降りた際に見失う事案がありました。

少年は近くの川に入って死亡しているのが見つかり、警察が業務上過失致死の疑いでも捜査しています。