入所者への虐待で特別養護老人ホームに行政処分(富山)
職員が入所者にけがさせるなどの行為 立山町の特養ホームに行政処分
2024年6月27日
北日本放送 引用
立山町の特別養護老人ホームで、職員が入所者の頭を押さえつけてけがをさせるなどの行為があったとして、県は施設を運営する法人に対し、7月から3か月間、新規利用者の受け入れを認めないなどの行政処分を行います。
行政処分を受けるのは、立山町の社会福祉法人「立山福祉会」です。
県によりますと、この法人が運営する特別養護老人ホーム「竜ヶ浜荘」で今年2月、男性職員が入所者の女性の頭をテーブルに押し付けて額にけがをさせたとして逮捕されました。
施設から連絡を受けた県と立山町が立ち入り調査をしたところ、他にも複数の職員が、入所者に対し不適切な言葉遣いや態度で接したり、ナースコールのコードをしばって使えないようにしたりしていたことが分かりました。
県は立山福祉会に対し、新規利用者の受け入れを認めないなどの行政処分を7月1日から3か月間行います。
立山福祉会は、全職員を対象に虐待防止の研修を行ったほか、言動についてのチェックリストを作成して再発防止を図っているとしています。
“新規受け入れ停止” と介護報酬 “3割減額” …入所者への虐待で特養ホーム「竜ヶ浜荘」を行政処分 富山
2024年6月27日
チューリップテレビ 引用
入所者への虐待があったとして、富山県は27日、立山町の特別養護老人ホーム「竜ヶ浜荘」について、3か月間の “新規受け入れ停止と介護報酬3割減額” の行政処分を行いました。
行政処分を受けたのは、富山県立山町にあり社会福祉法人「立山福祉会」が運営する特別養護老人ホーム「竜ヶ浜荘(りゅうがはまそう)」です。
富山県によりますと、この施設はことし2月、男性の介護職員が入所者の頭をテーブルに押さえつけ、けがをさせたとして暴行の疑いで逮捕される事件がありました。その後、介護職員の男性は罰金の略式命令を受け、退職しています。
事件を受けて立山町と富山県が行った調査では
▼複数の職員が入所者に強い口調で対応した
▼ナースコールに応じなかった
▼ナースコールを手の届かないところに置いた
などの不適切な対応が発覚しました。
このため富山県は、施設に対し7月1日から9月末までの3か月間、新規の受け入れ停止と介護報酬3割減額とする行政処分を下しました。
施設側は「処分を重く受け止め再発防止と信頼回復に努めたい」とコメントしています。