弁護士が成年後見制度などを悪用し私的流用 総額1億円超えか【熊本】

預かり金横領の元弁護士に懲役9年判決 計2億円 熊本地裁

2024年2月8日
毎日新聞 引用

顧客の預かり金などを横領したとして業務上横領罪に問われた元弁護士の平田被告(51)に熊本地裁は8日、懲役9年(求刑・懲役10年)の判決を言い渡した。

平島正道裁判長は「弁護士の社会的信用やその業務に広い権限があることを悪用した。依頼者や裁判所に虚偽の報告をして発覚を免れながら横領を繰り返した」と指摘した。

判決などによると、平田被告は2020年5月~22年2月、相続財産管理人や成年後見人などの立場などで預かった金を100回以上にわたり着服。計約2億3471万円を横領し、競馬などに使った。

平田被告は22年10月に熊本弁護士会から除名の懲戒処分を受けている。

判決を受け熊本弁護士会の渡辺会長は「事件を厳粛に受け止め、弁護士及び弁護士会に対する市民の皆様の信頼回復に真摯(しんし)に取り組む」などとする談話を発表した。

2億円余業務上横領の罪 元弁護士に懲役9年の判決 熊本地裁

2024年2月8日
NHK 引用

管理を任されていた相続財産などあわせて2億3000万円余りを着服したとして業務上横領の罪に問われた元弁護士に、熊本地方裁判所は「弁護士の社会的信用を悪用した」として懲役9年の判決を言い渡しました。

熊本市で活動していた元弁護士の平田被告(51)は2020年からのおよそ1年9か月間に、相続財産として管理するなどしていた複数の預金口座から100回以上にわたり、あわせて2億3400万円余りを着服したとして、業務上横領の罪に問われました。

8日の判決で、熊本地方裁判所の平島正道裁判長は「弁護士の社会的信用や権限を悪用し、競馬などに浪費するなか、依頼者などに虚偽の報告をして発覚を免れながら、横領を繰り返した」と指摘しました。

その上で、「同様の事件のなかでも際立って高額で、身勝手な経緯や動機に酌むべきところはない」と述べ、懲役9年を言い渡しました。

求刑は懲役10年でした。

総額2億3000万円横領した罪 元弁護士が全ての起訴内容認める 次回結審予定【熊本】

2023年11月9日
TKUテレビ熊本 引用

業務上横領の罪に問われている元弁護士の男が9日の裁判で追起訴分についても起訴内容を認めました。

この裁判は元弁護士の平田被告(50)が財産管理や遺産分割の交渉を任される中で現金を横領した罪に問われているものです。

平田被告を巡っては県警が9件の被害、総額2億3000万円余りを立件し、熊本地検が9月までに全て起訴していました。

9日の公判では追起訴分の罪状認否が行われ、平田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

平田被告は起訴された全ての罪について認めていて、12月21日に結審する予定です。

被害金額は『2億4000万円』超えか 元弁護士の平田秀規被告 さらに3件の横領も認める

2023年9月21日
RKK熊本放送 引用

元弁護士の平田被告(50)は、弁護士として管理していた依頼人の相続財産など、あわせて1億3000万円以上を横領した罪でこれまで5回起訴されています。

きょうの裁判で平田被告は今年7月に起訴された3件の横領(計 約980万円)についても起訴内容を認めました。

検察は冒頭陳述でこれまでと同じ様に「馬券購入の資金繰りにあてた」と指摘しています。

平田被告に関する横領の捜査は現在も続いていて、熊本県弁護士会の調査では、被害金額は2億4000万円を超えるとみられています。

裁判では10月以降に被告人質問などが行われる予定です。

着服容疑の弁護士の捜査終了 被害総額は2億3400万円余に

2023年4月3日
NHK 引用

管理を任されていた相続財産を着服したなどとして業務上横領の罪で起訴されている元弁護士について、県警は、同様の手口でおよそ360万円を横領した疑いでも追送検し、把握している被害について、捜査を終えたと発表しました。
被害の総額は合わせて2億3400万円余りに上るということです。

追送検されたのは、熊本市で活動していた元弁護士の平田被告(50)です。

平田元弁護士は相続財産の管理を任されていた女性の預金口座から現金を自分の口座に移すなどして合わせて1億円余りを着服したなどとして、業務上横領の罪に問われ、熊本地方裁判所で裁判が行われています。

警察によりますと、その後の捜査で元弁護士は、破産管財人を担当していた県内の男性2人の口座から合わせて363万円余りを着服したとして、業務上横領の疑いがあることが分かったということで、警察は3日、熊本地方検察庁に追送検し、把握している被害について捜査を終えたと発表しました。

警察による立件は今回を含めて9件、被害の総額は合わせて2億3400万円余りに上るということです。

警察によりますと、調べに対し「ほとんどを競馬につかった」と容疑を認めているということです。
 

私的流用で逮捕の弁護士 県弁護士会が除名処分【熊本】

2022年10月6日
テレビ熊本 引用

預かり金を私的に流用したとして逮捕・起訴されている弁護士の男を、熊本県弁護士会は除名の懲戒処分としたことを発表しました。

この問題は、県弁護士会に所属する平田被告が相続財産管理人などの立場を悪用し、預かり金を私的に流用していたもので、県弁護士会によりますと被害はこれまでに11件、2億4000万円を超えると見られています。

5日の会見で県弁護士会の福岡聰一郎会長は、平田被告を『除名』の懲戒処分としたことを発表。

これは県弁護士会が行う処分の中で最も重いもので、弁護士としての身分を失い、3年間、弁護士会への入会申請も出来なくなるということです。

県弁護士会での除名処分は初めてで、福岡会長は「弁護士という地位に対する信頼をこのような行為で失墜させてしまうのは極めて遺憾」とコメントしています。
 

損害賠償求めた裁判 弁護士に5600万円支払い命じる

2022年9月29日
TKUテレビ熊本 引用

相続財産を私的に流用されたとして、八代市の夫婦が弁護士を相手取り損害賠償を求めた裁判で、判決です。
熊本地裁は29日、弁護士におよそ5600万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。

この裁判は去年11月、八代市に住む夫婦から遺産整理を依頼された県弁護士会所属の平田弁護士が代理人の立場を利用し、相続財産を私的に流用。
夫婦が平田弁護士に対して、相続財産の全額などおよそ5600万円の賠償賠償を求めていたものです。

平田弁護士はこの私的流用について、業務上横領の疑いで逮捕され、その後、起訴されています。

29日の判決で熊本地裁は、平田弁護士側が裁判に出廷せず、答弁書などを提出していないことを踏まえ、原告の訴えをすべて認め平田弁護士に総額5600万円余りの支払いを命じました。
 

平田弁護士を再逮捕 訴訟和解金横領疑い

2022年9月7日
熊本日日新聞 引用

民事訴訟の依頼者から和解金約750万円を着服したとして、熊本県警は7日、業務上横領の疑いで、県弁護士会の弁護士平田容疑者(49)を再逮捕した。平田容疑者は2件の業務上横領罪で起訴済みで、逮捕は3回目。

県警によると、一連の着服容疑について、平田容疑者は「2020年初めごろに始めた。大学時代に競馬で大金を得て、快感が忘れられずに刺激を求めた」などと供述している。

再逮捕容疑は21年1月25~29日、あさぎり町の無職男性(52)から依頼された交通事故の損害賠償請求訴訟の代理人として、業務用口座に保管していた現金約750万円を自分名義の口座に7回に分けて送金し、横領した疑い。

県警によると、訴訟は和解が成立し、相手方の保険会社から約750万円が平田容疑者の口座に振り込まれた。男性が支払いを求めても、平田容疑者は「事務所を移転した」「振込先を間違えた」などと先延ばししていたという。男性は、県弁護士会が平田容疑者の不正流用問題を発表した今年2月28日、県警に相談した。

業務上横領で起訴の弁護士 別の業務上横領容疑で再逮捕

2022年8月22日
NHK 引用

裁判所から管理を任された、相続人のいない人の口座からおよそ5300万円を横領したとして、熊本市で活動していた49歳の弁護士が22日、再逮捕されました。

再逮捕されたのは熊本市で活動していた弁護士で、住所不定の平田容疑者(49)です。

平田弁護士は3年前に死亡した熊本市の90代の女性の財産の管理や清算を熊本家庭裁判所から「相続財産管理人」として任されていましたが、おととし9月、その全額およそ5335万円を勝手に自分の口座に振り込んだ業務上横領の疑いが持たれています。

<警察の調べに対し、平田弁護士は横領した容疑を認めたうえで、「おととし弁護士として請け負った別の不動産売却の業務で数千万円を着服してしまい、返済するための競馬の資金として横領を繰り返した」という趣旨の供述をしているということです。 平田弁護士は先月、遺産相続を頼まれて管理していた口座からおよそ2370万円を引き出し着服したとして逮捕され、今月18日に合わせて5000万円余りを着服したとして業務上横領の罪で起訴されています。 平田弁護士をめぐっては、県弁護士会の調査で不正の総額が合わせて11件、2億4000万円以上に上るとされていて、警察は余罪についてもさらに捜査を進めることにしています。

遺産2370万円着服、横領容疑で弁護士逮捕「競馬などに使った」

2022年7月28日
毎日新聞 引用

相続手続きの依頼を受けて管理していた遺産を着服したとして、熊本県警は27日、同県弁護士会所属の弁護士、平田容疑者(49)を業務上横領容疑で逮捕した。「競馬などに使った」と容疑を認めているという。

逮捕容疑は、2021年10月に死亡した60代女性の遺族から依頼された遺言執行者の立場を悪用。21年11月、女性の財産を管理していた口座から無断で現金約2370万円を引き出し、6回にわたり平田容疑者名義の預金口座に送金するなどして着服したとしている。

県警によると、平田容疑者と連絡が途絶えたことから2月に女性の兄が県警に相談し、被害が発覚。福岡市内のホテルにいた平田容疑者を逮捕した。

弁護士会は4月、平田容疑者が他にも成年後見人などとして管理していた口座から横領し、被害は計11件、計2億4000万円に上る疑いがあると発表しており、県警は余罪があるとみて捜査を進める。
 

横領容疑の熊本市の弁護士 被害額2億4千万円を超える見込み

2022年4月25日
RKK熊本放送 引用

熊本市の弁護士による不正流用は被害総額が2億4000万円を超える見込みであることが明らかになりました。

熊本市の平田弁護士は、成年後見制度や相続財産管理制度を悪用し、管理を任されていた口座からおよそ8000万円を着服した業務上横領の疑いで、県弁護士会などからすでに告発されています。

県弁護士会はこれまでに寄せられた情報から、平田弁護士による不正流用が疑われるケースが11件あり、被害総額が2億4000万円を超える見込みだと明らかにしました。県弁護士会は、追加での刑事告訴を検討しています。

私的流用の弁護士を後任の財産管理人が提訴 約8000万円業務上横領の疑い

2022年4月21日
RKK熊本放送 引用

成年後見制度などを悪用し、約8000万円を着服したとされる熊本市の弁護士について、後任の相続財産管理人を努める弁護士がその賠償を求める訴えを熊本地裁に起こしました。

訴えられたのは熊本市の平田弁護士です。

平田弁護士は成年後見制度や相続財産管理制度を悪用し、およそ8000万円を着服した業務上横領の疑いが持たれていて、県弁護士会と家庭裁判所から告発されています。

後任の相続財産管理人を務める上田弁護士によりますと、平田弁護士は、2019年に死亡し相続管理人になっていた女性の口座を不正に解約し、約5330万円を引き出していたということです。上田弁護士は平田弁護士に対し全額を賠償するよう求めています。

また平田弁護士はこの他にも、成年後見人制度悪用し約3000万円を横領したとみられています。

弁護士が約8000万円着服の疑い 熊本家裁が告発

2022年3月17日
KAB熊本朝日放送 引用

成年後見人制度などを悪用し、およそ8000万円を着服した疑いがある熊本市の弁護士について熊本家庭裁判所が熊本地検に刑事告発したことが分かりました。

熊本県弁護士会によりますと熊本市の平田弁護士49歳は熊本家裁の選任を受け、成年後見人や相続財産管理人として管理していた口座から少なくとも8000万円を超える着服が疑われています。

弁護士会の調査に対し平田弁護士は「競馬などギャンブルに使った」と話しているということです。

今回の告発は業務上横領容疑とみられていますが、熊本家裁は「事実関係を調査中」として明らかにしていません。

弁護士私的流用 総額1億円超えか【熊本】

2022年3月10日
TKUテレビ熊本 引用

熊本県弁護士会に所属する男性の弁護士が成年後見制度などを悪用し私的流用した問題で、県弁護士会は被害額が1億円を超えるとみています。

熊本県弁護士会に所属する平田弁護士は、成年後見制度や相続財産管理制度を悪用し管理していた口座からおよそ8000万円を私的流用した疑いで、県弁護士会が2月28日に懲戒請求し、他に被害がないか情報提供を呼び掛けていました。

私的流用疑惑の公表から10日、県弁護士会によりますと相談窓口には被害の相談や苦情の電話が複数件寄せられているということです。

県弁護士会は新たな被害相談については事実関係を確認していて、被害額はすでに公表されている分と合わせて1億円を超えるとみています。

平田弁護士は県弁護士会の当初の聞き取りに対して、「競馬に使った」「他にも預かった金を私的に流用していた」と話していたということです。

弁護士の私的流用 公表分と合わせて1億円超えか

2022年3月10日
RKK熊本放送 引用

熊本市の弁護士が、成年後見人などで管理していた口座からおよそ8000万円を着服したとされる問題で、県弁護士会は被害額は1億円を超えるとみていることが分りました。

問題となっているのは、県弁護士会に所属する平田弁護士(49)です。

平田弁護士は、成年後見制度や相続財産管理制度を悪用し、家庭裁判所を通じ管理を任されていた口座から、およそ8000万円を着服した疑いで県弁護士会が先月懲戒請求し、他に被害がないか情報提供を呼び掛けています。

県弁護士会によりますと、窓口には多数の相談が寄せられ被害額はさらに増える見込みで、1億円を超える可能性があるということです。

平田弁護士は県弁護士会の聞き取りに対し、着服した金を「競馬などに使った」と話しているということです。