障害児施設で虐待とみられる行為か(徳島)

2022年10月19日
JRT四国放送 引用

徳島県吉野川市の障害者施設で2022年7月、男性職員が女子児童の足を持って引きずる虐待とみられる行為があったことが分かりました。

虐待とみられる行為があったのは吉野川市鴨島町の障害のある児童を預かるデイサービス施設「ナイスかもじま」です。

施設の運営会社によりますと、遅くとも2022年7月以降複数回にわたり、施設の男性職員が利用者である11才の女子児童の足を持って体を引きずる行為があったということです。

女子児童にケガはありませんでした。

8月上旬、吉野川市からこの行為について聞き取り調査を行いたいと連絡があり、運営会社が事実を把握しました。

児童の保護者に対し、施設側は「女子児童が窓際にいて危険と判断したため、緊急的に足を持って移動させた」と説明したということです。

聞き取り調査の結果、吉野川市はこれを虐待に関する事案であるとして徳島県に報告。県が今後の対応を検討しています。

運営会社は10月末で施設を閉鎖するとしていますが、虐待との因果関係は否定しています。