障害者支援施設で利用者を虐待か 元職員2人逮捕(和歌山)

障害者支援施設で利用者を虐待か 元職員2人逮捕 職員7人が15人を虐待したと市が行政処分 和歌山

2025年5月14日
日テレNEWS 引用

和歌山市にある障害者支援施設で利用者を虐待したとして、元職員の男2人が逮捕されました。

暴行の疑いで逮捕されたのは、和歌山市の障害者支援施設の元職員、A容疑者(25)とB容疑者(23)です。

警察によりますと、A容疑者は去年8月、車いすに乗る利用者の胸ぐらをつかんで引きずりおろし、手で首を絞めつけた疑いが持たれています。また、B容疑者は、別の利用者の頭をこぶしで何度もこすりまわした疑いです。

警察は、2人が容疑を認めているかどうか明らかにしていませんが、この施設では、逮捕された2人を含む職員7人が、利用者15人に対し虐待を行ったとして、今年3月、和歌山市から行政処分を受けていて、警察は、引き続き詳しい状況を調べています。

和歌山市の障害者支援施設 虐待で受け入れ停止6か月の行政処分

2025年3月28日
NHK 引用

和歌山市の障害者支援施設でスタッフが利用者を車椅子から引きずり下ろすなどの虐待が繰り返されていたことが分かり、市は来月(4月)から6か月間、新規利用者の受け入れを停止する行政処分を行いました。

行政処分を受けたのは、和歌山市内の障害者支援施設です。

市によりますと、施設では20代の男性スタッフが体が不自由な利用者の服をつかみ車椅子から引きずり下ろして床に押しつけ、肩や胸にけがをさせる虐待を行っていたということです。
このほか失禁した利用者に対して暴言をはいて髪をつかむなど、去年(令和6年)8月から9月ごろにかけて、あわせて7人のスタッフが利用者15人に虐待を行っていたことが確認されたということです。
また、こうした行為について複数の同僚が目撃していましたが、施設内での報告や警察や行政への通報を速やかに行わなかったということです。
このため和歌山市は28日付けで来月(4月)から6か月間、新規利用者の受け入れを停止する行政処分を行いました。
和歌山市は「悪質な虐待で事案を重く受け止めている。市として再発防止に努めたい」と話していました。