障害者支援施設で利用者を虐待か 元職員2人逮捕(和歌山)

施設の元職員の男 暴行罪認める

2025年6月27日
テレビ和歌山 引用

和歌山市の障害者支援施設で利用者が虐待を受けていた問題で、暴行の罪に問われている元職員の男に対する初公判が今日、和歌山地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を認めました。

起訴されているのは、和歌山市の障害者支援施設の元職員、A被告25歳です。起訴状によりますと松下被告は、障害者支援施設の職員だった去年8月3日、障害者支援施設で当時40歳代の入所者の女性を車椅子から引きずり倒し、首を絞めたほか、去年8月31日には、当時40歳代だった入所者の男性の腹を殴った暴行の罪に問われています。
今日、和歌山地方裁判所で開かれた初公判でA被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。次回公判は、今年9月2日で検察側は、同様の虐待があったとして追起訴し、結審する予定です。

障害者施設利用者虐待の男 再逮捕

2025年6月9日
テレビ和歌山 引用

和歌山市の障害者支援施設で利用者が虐待を受けていた問題で、和歌山西警察署などは今日、すでに逮捕・起訴されている元職員の男が、別の利用者の腹を拳で殴っていたとして、男を暴行の疑いで再逮捕しました。

再逮捕されたのは、和歌山市の障害者支援施設の元職員で、和歌山県の会社員、A被告25歳です。警察の調べによりますと、被告は去年8月31日の午後5時半から6時までの間に、当時40歳代だった男性利用者の腹部を拳で1回殴った暴行の疑いが持たれています。警察の調べに対し被告は、「介助の際、男性が暴れて爪が私の腕に当たり腹が立って殴ってしまった」と容疑を認めています。被告に対する被害届が他にも複数出されていることから、警察では日常的に暴行があったのではないかとみて更に調べています。
被告は、40歳代の女性利用者の首を両手で絞めたとして、今月4日、暴行の罪で和歌山地方検察庁に起訴されているほか、30歳代の男性利用者の頭に拳を押しつけたとして逮捕された和歌山県の23歳の会社員の男性について、和歌山区検察庁は今月4日、暴行の罪で略式起訴、和歌山簡易裁判所は罰金20万円略式命令を出し、男性は即日納付しています。

障害者支援施設で利用者を虐待か 元職員2人逮捕 職員7人が15人を虐待したと市が行政処分 和歌山

2025年5月14日
日テレNEWS 引用

和歌山市にある障害者支援施設で利用者を虐待したとして、元職員の男2人が逮捕されました。

暴行の疑いで逮捕されたのは、和歌山市の障害者支援施設の元職員、A容疑者(25)とB容疑者(23)です。

警察によりますと、A容疑者は去年8月、車いすに乗る利用者の胸ぐらをつかんで引きずりおろし、手で首を絞めつけた疑いが持たれています。また、B容疑者は、別の利用者の頭をこぶしで何度もこすりまわした疑いです。

警察は、2人が容疑を認めているかどうか明らかにしていませんが、この施設では、逮捕された2人を含む職員7人が、利用者15人に対し虐待を行ったとして、今年3月、和歌山市から行政処分を受けていて、警察は、引き続き詳しい状況を調べています。

和歌山市の障害者支援施設 虐待で受け入れ停止6か月の行政処分

2025年3月28日
NHK 引用

和歌山市の障害者支援施設でスタッフが利用者を車椅子から引きずり下ろすなどの虐待が繰り返されていたことが分かり、市は来月(4月)から6か月間、新規利用者の受け入れを停止する行政処分を行いました。

行政処分を受けたのは、和歌山市内の障害者支援施設です。

市によりますと、施設では20代の男性スタッフが体が不自由な利用者の服をつかみ車椅子から引きずり下ろして床に押しつけ、肩や胸にけがをさせる虐待を行っていたということです。
このほか失禁した利用者に対して暴言をはいて髪をつかむなど、去年(令和6年)8月から9月ごろにかけて、あわせて7人のスタッフが利用者15人に虐待を行っていたことが確認されたということです。
また、こうした行為について複数の同僚が目撃していましたが、施設内での報告や警察や行政への通報を速やかに行わなかったということです。
このため和歌山市は28日付けで来月(4月)から6か月間、新規利用者の受け入れを停止する行政処分を行いました。
和歌山市は「悪質な虐待で事案を重く受け止めている。市として再発防止に努めたい」と話していました。