同性婚訴訟の控訴審で原告が法改正を求める 国側は争う構え 札幌高等裁判所

2021年12月24日
HTB北海道ニュース 引用

同性婚が認められないのは憲法違反だとして、道内の同性カップル3組が国を訴えている裁判の控訴審が始まり、原告側は国に法改正への具体的な動きを示すよう求めました。
 
道内に住む同性カップル3組は、国が同性婚を認めないのは憲法違反だとして、国に合わせて600万円の損害賠償を求めています。
 
1審の札幌地裁は差別的な取り扱いを認め、初めて憲法に違反するとの判断を示しました。
 
一方、国が立法措置を怠ったとは言えないとし、損害賠償の訴えを退けました。
札幌高等裁判所で始まった控訴審では、原告の2人が「異性のカップルと変わらない生活を送っているにも関わらず法律的には他人で不安に感じることがある」などと述べ、国に法改正に向けた具体的な動きを示すよう求めました。
 
これに対して国側は、争う構えです。
 
原告
「(地裁判決後)8カ月、同性パートナーの保証は何も変わらないなっていうのはすごく思いました。高裁でも違憲判決が出ることを願っています」