群馬県桐生市の障害者施設で虐待

2022年11月9日
上毛新聞 引用

群馬県桐生市の障害児者入所施設で昨年6月、男性職員が重度の心身障害がある利用者の襟をつかみ、上体を強く引っ張る事案があったことが8日、分かった。利用者の住所地の自治体が聞き取り調査を実施し、障害者虐待と認定した。

同施設や県によると、施設は当時、目撃情報を受けて聞き取り調査を行い、当時の事務長や看護師長などが男性職員を厳重注意した。利用者にけがはなかった。男性職員は反省している様子だったという。

事案が起きた当時、施設は虐待に当たるとみなしておらず、県と自治体には報告していなかった。県と自治体はその後の情報提供を受けて今年3月と6月に聞き取り調査を行い、9月に自治体から施設側に虐待と認定する通知を出した。

虐待の通知を受けた後、同施設は利用者の家族に謝罪したという。

県障害政策課は「処分の必要性の有無を含めて現在調査中」としている。