大阪の介護施設、入所者に虐待 6カ月間の事業停止処分
大阪の介護施設、入所者に虐待 市、6カ月間の事業停止処分
2022年11月14日
毎日新聞 引用
入所者に虐待を繰り返したとして、大阪市は14日、医療法人史隆会が運営する介護老人保健施設「幸成園」(同市城東区)を6カ月間の事業停止処分(許可・指定の全部効力停止)にすると発表した。市は施設職員による身体的虐待や性的虐待があったと認定した。
市によると、施設の男性職員が4~7月ごろ、入所者の高齢女性計6人に対し、たたくなどしてけがをさせたほか、体を触ったりキスしたりするなどの虐待を繰り返していたことが確認された。
別の職員や入所者の家族が、5月に市に通報して発覚。市が入所者らから聞き取り調査を進めていた。男性職員は既に施設を退職した。虐待行為の大半を否定しているという。市は府警に情報提供した。この施設では過去に3回、別の職員による虐待があったとして、市が行政指導していた。
事業停止の期間は2023年3月から8月末まで。約60人の入所者は転所するという。施設側は取材に「担当者が不在のため対応できない」としている。